vCenter Server 7.0 を利用しており、かつインターネットに接続可能な環境で vSphere Client
へログインすると「vCenter Server の新しいアップデートが利用可能です」といったメッセージ
が画面上部に出てくる場合があります。
上記メッセージは vCenter Server 7.0 から追加された新機能 [Update Planner] の機能により、
現在利用している vCenter Server のバージョンより新しいバージョンの vCenter Server が
利用可能な状態の場合、自動的に表示されてしまいます。
上記メッセージについて現時点では無効化する方法は VMware 社から情報は公開されておらず、
対応は以下のいずれかとなります。
・最新の vCenter Server へバージョンアップする。
・メッセージが表示された際には都度「×」を押し、無視する。
なお、上述の通り「vCenter Server の新しいアップデートが利用可能です」のメッセージを
無効化する情報は VMware 社より公式に公開された情報はありませんが、以下方法により
メッセージが抑止されることを確認しました。
※ 本作業を実施される場合には、自己責任でお願いします。
まずは vSphere Client へログインし、画面上部の [メニュー] → [管理] へ進んでください。
次に [クライアントプラグイン] へ進み、プラグイン一覧から [vCenter Server Life-cycle
Manager] を選択し、[無効化] を実行してください。
無効化した後の画面は以下のようになります。
[vCenter Server Life-cycle Manager] プラグインの無効化が完了したら、vSphere Client から
一度ログアウトし、再度ログインすることで 「vCenter Server の新しいアップデートが利用可能
です」のメッセージが表示されなくなるか確認してみてください。
なお、[vCenter Server Life-cycle Manager] プラグインを無効化すると Update Planner は
完全に使用できなくなり、以下ドキュメントに記載の相互運用性の監視等も使用できなくなり
ますので、上記手順を実施される場合には十分に注意してください。
・現在の vCenter Server バージョンの相互運用性の監視
https://docs.vmware.com/jp/VMware-vSphere/7.0/com.vmware.vcenter.upgrade.doc/GUID-34912DF0-98DA-49B8-BC9A-D0A0761B71DD.html
参考
Update Planner に関する詳細は以下 VMware 社ブログ等が参考になるか思います。
