今回は vSphere 8.0 U3 から新機能として追加されたスナップショット削除の
スケジュール設定タスクについて試してみます。
スナップショット削除のスケジュール設定タスク設定
vSphere Client から対象の仮想マシンを選択し、[構成] タブ → [スケジュール設定タスク]
→ [新規スケジュール設定タスク] → [スナップショットの削除] から設定可能です。

タスク名や実行頻度などを入力します。
また、タスク完了時のメール通知の設定も可能です。

取得から何日以上経過したスナップショットを削除するかを指定し、
設定を完了させます。

設定が完了すると以下のように表示されます。

また、仮想マシンの [スナップショット] タブから “スナップショットの削除” という
項目があり、そこからも設定を確認することが可能です。

設定した時間になると以下の通り、スナップショット削除のタスクが動作していました。
[開始者] が設定したタスク名になっていることも確認できます。

イベントには以下のように記録されています。

設定したメール通知は以下のような内容で飛んできます。

スケジュール設定タスクによるスナップショット削除のログを見てみた
vCenter Server の vpxd.log を見ると以下のようなログが記録されていました。
2024-07-28T15:30:02.803Z info vpxd[49294] [Originator@6876 sub=vpxLro opID=ProcessScheduledTaskFiring-1fa04bc7] [VpxLRO] -- BEGIN task-445 -- vm-24 -- vim.VirtualMachine.removeAllSnapshots -- 523fbcff-47bc-e88c-00f7-589f738f0773
2024-07-28T15:30:17.166Z info vpxd[49294] [Originator@6876 sub=vpxLro opID=ProcessScheduledTaskFiring-1fa04bc7] [VpxLRO] -- FINISH task-445
[opID=ProcessScheduledTaskFiring-1fa04bc7] からスケジュール設定タスクから
実行されているということが分かります。
まとめ
今回は vSphere 8.0 U3 で追加されたスナップショット削除のスケジュール設定タスク
を使用してみました。
なお、今回使用した環境は vCenter Server のみ 8.0 U3 で ESXi は 8.0 U1 を使用
していました。
本機能を使用するのは vCenter Server のみ 8.0 U3 以上であれば、問題無さそうです。